【必見】よく聞くクラウドソーシングって何?

ここ近年、フリーランスクリエイターの拡大や新型コロナウイルス感染症対策により、テレワークも広がりを見せていることで注目されている「クラウドソーシング」。

クラウドソーシングは、2012年頃から効率的な在宅ワークができるということで注目されてきました。注目はされていてもどのようなサービスかわからない、インターネットだけでできる仕事のやり取りって本当に大丈夫なの?と心配されている方も多いと思います。

今回はそんな不安要素を解消すべく「クラウドソーシング」について解説していきます!

1.クラウドソーシングとは

インターネット上において個人や企業が、不特定多数の人に必要な業務を発注、もしくはそれらを受託するサービスのことを指します。依頼できる業務としては、サービスやアイデア、そしてコンテンツなどが主になっています。例えば以下のようなものです。

  • ホームページ作成
  • アプリ開発
  • バナーやネット広告作成
  • チラシやパンフレットなどの印刷物
  • 営業リスト作成
  • 営業資料作成
  • アポ獲得代行
  • ロゴデザイン制作
  • 動画制作
  • 翻訳
  • データ入力
  • ナレーション/声優

2011年設立で業界最大手のクラウドワークスだと仕事カテゴリーは200種類以上、利用企業数は70万社以上あります。仕事依頼数は300万件(2019年9月時点)と、とてつもない数の案件を取り扱っているため、それに応じてユーザー数は316万人(2019年9月時点)と非常に注目され続けその数は年々伸びています。
実際に両者会うことなく仕事を依頼し、基本的には打ち合わせなどもメールやZoomなどで行います。「仕事を依頼したい人(クライアント)」と「仕事を受託したい人(受託者)」を仲介してくれる、いわば仕事における企業と個人事業主のマッチングサービスです。

クラウドソーシングのクラウドは、Cloud(雲)…ではなくCrowd(群衆)。そしてSourcing(業務委託)を組み合わせた造語です。

2.仕事依頼/受託

案件を受ける上で大事になってくる、仕事形式としては代表的なものを紹介いたします。

・タスク形式

初心者向けとしては一番オススメとなる形式です。基本的にクライアントからの単発の案件で、内容・金額・納期など、必要な項目掲示されます。それらを元に受託者側が作業を開始します。

その中で条件交渉などは一切なく、契約を結んでいるわけではないため仕事放棄したとしても問題はありません。そのため、簡単な作業やアンケートなど単純作業に向いています。集まった作業内容を承認することで、報酬が支払われます。

・コンペ形式

クライアントが求める内容の制作物を作成し、成果物を提出します。集まった成果物をクライアントが評価し、採用が決まったものに限り報酬が支払われます。

上級者や、経験や実績が多い受託者だと評価されやすいですが、制作したものが完全に無駄になる可能性が高くコンペで勝ち取った実績がほしい方以外はあまりおすすめしません。

中には報酬額が高いものだったり、大きな経験に変わるものがある場合もあります。しっかりと見極めをしていきましょう。

・プロジェクト形式

案件に対する見積もりを募集し、クライアントが求める金額や内容に近い見積もりを提出した受託者と契約を結び仕事を進めていく形式です。

見積もり内容は勿論、実績やスキル、過去の作品・評価を参考に比較・検討していきます。形式としては一番スタンダードなものです。

プロジェクト形式に限り、固定報酬制と時間単価制があります。自分の仕事スタイルにあった報酬で見積もりを作成しましょう。

最近では大手企業も参入し活用を始めるなど、始めるまでのハードルは非常に低くなってきています。企業側からしても、求人をし、入社した人材を育てつつ給料を支払い続けるコストや時間をかけることなく、1つ1つの案件ごとに、プロに仕事を依頼できるということでありがたいサービスだと言えます。

実際に私自身、クラウドソーシングを利用することで、仕事効率が上がり、案件ごとのコストも安価なので活用させていただいてます。


しかし、クラウドソーシングだからこその問題も浮き彫りになってきているのも事実です。トラブルや事故を防ぐためにも、クライアント側と受託者側にわけてメリットとデメリットを紹介いたします。

3.【クライアント側のメリット・デメリット】

メリット

・コストを抑えることができる。

仲介サイトの登録もほとんどの場合無料登録です。直接的に印刷会社や、デザイン事務所、フリーランスデザイナー、プログラマーなどのクリエイターに依頼をする手間もかからず気軽に発注をすることが可能なので、コストを下げることができます。

ホームページを制作業者へ依頼したときと、クラウドソーシングで依頼したときとの比較

ホームページ作成費用の相場として20〜30万だと言われています。デザインやSEO対策を徹底したサイトだと、70万以上になるケースも少なくありません。

しかし、クラウドソーシングで依頼すると相場よりも下がった金額、5万円ほどから依頼することが可能です。ただし、サイトのページ数やクオリティにもよるので一概には言えませんが、金額はしっかり抑えることができます。

あまりにも下げすぎると募集が来なくなったり、質が下がることも予想されるため注意事項でもありますが。それでも「外注(アウトソーシング)で依頼したい!」「社内での生産性が見込めない」などと悩みを抱えている企業は、活用してみることをおすすめします。

デメリット

・質が不明瞭/安定しない

あくまでネット上だけでのやりとりとなるため、実際にどのような人なのか、どういった制作が得意なのかは受託者が掲示している文章やポートフォリオ(過去の制作物をまとめているもの)でしか判断することができません。

そのため、思っていたものと違うものができあがったりすることも少なくありません。そういったトラブルに巻き込まれないためにも、事前の打ち合わせでのコミュニケーションが大事になってきます。

直接制作会社に依頼するときに比べクラウドソーシングで依頼すると、以前までお願いしていたクリエイターが退会していたなどのケースもあります。制作会社ですと製作者が退職していたとしてもデータが残っていれば修正や改版をすることが可能です。

もちろん全く同じテイストにならない場合もありますが、データ自体が無くなってしまうと0からの作り直しになってしまいます。そのリスクを防ぐには、追加で料金を支払って著作権ごとデータを買い取ってしまうことも、視野に入れる必要があるかもしれません。

さらには個人事業主で仕事をしている方が多く登録しているのがクラウドソーシングです。情報漏洩対策を万全にした会社を相手に仕事をすることとは訳が違います。徹底したセキュリティのもとで仕事を行える保証はありませんので、作業の中で、誤って漏洩してしまったということも過去にゼロではないでしょう。

4.【受託者側のメリット・デメリット】

メリット

・動かずとも営業できる

自ら動いて足で営業をかけることはないということですね。登録さえしてしまえば登録者自身の経歴やスキルを元にサイトに掲載されていくので、自宅にいながらして仕事は完結します。

クラウドソーシングサイトで仕事をすればするほど評価も上がり、依頼率は右肩上がりになっていくことは予想できます。これまでだと考えにくかった県外などの遠方の地域からも仕事を受注することは可能なため、実績や経験は間違いなくついていくでしょう。

・好きな場所で作業できるうえに仕事を選べる

インターネット環境さえあれば、どこへいても作業ができます。これがある意味最強のメリットなのではないでしょうか。専業主婦の方なら家事の合間にしてみたり、学生なら休みの日や放課後に、地方でなかなか移動が厳しい人でも仕事を受注できるのです。

育児や介護、移動のせいで働きたくても働けなかった人にとってみれば、クラウドソーシングというものは自由に仕事ができる環境を提供してくれています。

デメリット

・制作金額が安くなる傾向にある

どうしてもイラストやデザインなどのクリエイターが作成する案件に関しては、コンペ形式が採用されるケースが多いのが現状です。企業側からしてみればコンペ式だと多数の候補者から選別できるので、より質の良いものを選出することができます。

そのため、選ばれる製品をつくるらないことには収入として安定しません。それも毎月の収入で、クラウドソーシングを軸として考えるなら尚更です。あくまで、稼ぎの方法の一つとして、収入の柱は別に設定しておくほうが間違いないでしょう。

まとめ

クリエイターが個人が働くには、とても仕事をしやすい時代になりました。しかし、どちらにとってみてもメリットもデメリットも存在します。これはクラウドソーシングにだけ言えたことではありませんが、なるべくリスクの低い仕事の方法を自分で見つけていきながら本当にあっている仕事を選択して、稼ぐことをおすすめします。このサイトでは他にも副業で稼ぐための方法やノウハウを紹介しています。副業で稼ぎたい!収入の余裕が少しでもほしい!退職前に収入の柱を作っておきたい!など考えていらっしゃる方は是非他の記事もご覧ください。

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