【プロ解説】そもそもデザインって何?グラフィックデザイナーについて紹介!

デザイナーと一言で言ってもその数は多岐にわたります。あなたは「デザイン」と聞いて何を思い浮かべますか?広告などのデザイン?それともファッションデザイン?ゲームがお好きな方ならゲームグラフィックデザインやCGデザインを思い浮かべるかもしれません。そんなデザイナーの中でも代表的なグラフィックデザイナーについて今回ご紹介いたします。

1.そもそもデザインって何?


私自身グラフィックデザイナーをしていますが、デザインを学んでいた学生時代からデザインの定義を答えられる人は殆どいませんでした。周りで活躍しているデザイナーであっても意味を答えれずに使っている人のほうが正直多いです

デザインって何?って話しを整理します。デザインとは、本来目的や計画を指す言葉で、課題解決行為のこと。デザイナーは課題解決する人だと言うとわかりやすいですね。見た目の美しさや、配色、そして芸術性などはあくまでその過程の手段の一つにしか過ぎないということ。

設計や計画を元に形を作っていくことがデザインということです。その中に利便性であったり、使いやすさ、いちばん大事なことはコンセプトをしっかりもっているかが重要になってきます。

伝えたい情報を明確に、クライアントの先の利用者や購入者に届ける役割を担っています。私たちが日常で使っている物や、住んでいる家、車など、目に入るものはすべてデザインだと言っても過言ではありません。

さらには物に限らず「行動」であったり「創造的な行動」も現在ではデザインと位置づけられます。例えばキャリアデザインやコミュニケーションデザインなどありますよね。デザインという言葉は誕生以来意味を少しずつ時代に合わせて変化していきながら今の定義になっていきました。

2.グラフィックデザイナーってなに?

写真や動画、イラストや文字など画面上で構成し、制作する仕事をグラフィックデザインといいます。クライアントの意向を汲み取り、ターゲットや利便性などを考えながら形に起こしていきます。

ただ見た目をよくするだけではなく、購買意欲を掻き立てたり、実際に数字として効果がわかるように制作するということがポイントです。グラフィックデザイナーは雑誌・広告・パッケージ・看板・名刺そしてまちづくりに至るまで広くデザインを行います。

3.課題解決能力(デザイン)に必要な能力とプロセス

・観察力

非常にシンプルなこと。周りをしっかり見るための力です。制作過程の中でたくさんの情報や素材を扱っていきます。それらをしっかり観察し共通点を見出すことも大事なことなのです。

しかしこれらは、営業マンやプランナーが受け持つこともありますが、デザイナーとしては、持っておくべきスキルなので考えて損はないでしょう。観察力があるかないかでデザイナーとしての上達率は大きく変わってくると私自身痛感しています。

・発想力

先述したとおり、意図や目的を明確に持ちながらも流行りやニーズなどを理解し、先のターゲットに沿ったデザインをクライアントへ提出し、満足していただくまでがグラフィックデザイナーのお仕事です。

場合によってはお気に召さないこともあります。そういったときでも複数のデザインテイストを表現するための柔軟な想像力が必要不可欠となっています。

・コミュニケーション能力(協調性・社交性)

制作過程でプレゼンや打ち合わせを重ねていくためコミュニケーション能力も必要です。デザイナーにとっては、自分がつくりたいものを表現したくなる気持ちはあります。

しかし、周りのチームで連携をとったり作業をスムーズに進めていくことも大事なデザインの要素となってきます。その過程を経てクライアントにも喜んで頂いたうえでデザインは完成していきます。

・表現力

「かっこいいデザインにするにはどうしたらいいだろう」「おしゃれにしたい」など考えて検索したりPinterestを見ることがあると思います。それらも表現力を培います。

そうやって培っていった表現力を活かし見る人使う人の立場になりバランスや構図・色彩を考えていくということが一番大事なことです。
素材を活かしてどのように配置するかによって情報伝達は変わっていきます。特徴や伝えたい内容をいかにわかりやすく伝えられるかが構成力と表現力によって左右していきます。

5.どのソフトウェアで制作するの?

印刷物関係だと主に以下のソフトを使用します。

Adobe Illustrator
線や図形、写真や文字を組み合わせてさまざまなデザイン、イラストを作ることができるソフトです。

Adobe Photoshop
写真や画像編集、高品質なデザインやイラスト、GIF画像などを作成するためのさまざまなツールが備わっています。

Adobe InDesign
パンフレットなどのページものや、年賀状などの複数制作のレイアウトデザインに向いているDTPソフト。

Microsoft Excel
言わずとしれた表計算ソフト。デザインに直接使うことはないですが顧客名簿・年賀状の宛名などに利用します。

6.グラフィックデザイナーの年収とニーズ

グラフィックデザイナーの平均年収は約432万円だそうです。その他の職業の平均年収に比べるとやや低い傾向にあります。
地域によっても差が広く、トップの関東エリアの中でも東京だと476万円と平均年収よりも約40万円ほど高くなっています。
その一方、地方で活躍しているデザイナーの年収は関東圏に比べ約60万円〜100万円ほど低く、大きな開きがあります。

7.グラフィックデザイナーとして収入を上げるために

・給料が高いところへ転職する

デザイナーは経験が無駄になることは決して有りません。キャリアアップをすることで、さらなる技術を会得し昇進を目指して行ける可能性が大きくなります。

・まずは副業をする

そもそも手に職がついているデザイナーは、他の職業に比べ副業がしやすいと思います。しかしながら同じ考えを持つライバルが多いのが現状です。

クラウドソーシングなどを活用しながら自分のペースで仕事を取り、収入を安定させましょう。

・独立する

最終手段であり、一番リスクがあります。それでもフリーデザイナーで年収1,000万円以上の方は少なくありません。

もちろんそういった方々は努力が有りきにはなりますが、少しずつでも人脈を増やしながらスキルを上達していくことでその世界も夢ではないということです。

まとめ

今回はグラフィックデザイナーについてご紹介させて頂きましたが、デザイナーはまだまだ沢山の種類があります。また改めてご紹介させていただきますのでお楽しみください。このサイトでは他にも副業で稼ぐための方法やノウハウを紹介しています。副業で稼ぎたい!収入の余裕が少しでもほしい!退職前に収入の柱を作っておきたい!など考えていらっしゃる方は是非他の記事もご覧ください。

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